中年以降の方に多く、なにもしていないのに手がふるえていたり、歩くときに前屈みになって、歩幅が狭く、手の振りがなくなり、顔の表情もかたくなるような病気です。
現時点では発症原因は不明であり根治治療は難しい病気です。ただし、脳内で減少したドーバミンという物質を補うことにより、症状をかなりコントロールできるようになりました。神経内科専門医による診断の確定と、内服薬治療や生活指導が必要な病気です。
現時点で効果のある治療薬がたくさんありますが、使い分けに専門的な知識が必要ですので、神経内科専門医による診断を受けるようにしてください。総合病院では1~3ヶ月に1度の診察になるので、その間に病状の変化があるときなどは不安を感じる患者さまが多いようです。当院では、状態により適宜来て頂くことが可能な体制を整えています。