脳の血管がつまったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)して、脳の機能が侵される病気のことをいいます。具体的には急に手足が動かなくなったり、感覚が麻痺してしまったりします。また、言葉がうまく話せなくなることや、意識がなくなることもあります。高齢の方、高血圧や糖尿病、高脂血症の方は動脈硬化が進みやすく、脳卒中を起こしやすいので注意が必要です。特に、急に体の片側の手足(例えば右の手足など)が同時に動きにくくなったり、顔つきがかわったり、ろれつがまわらないときなどは脳卒中の可能性があるので、至急、脳卒中を扱っている病院(神経内科、脳神経外科)を受診してください。
病院を訪れるのが早いほど治療が早くはじめられ、後遺症が少なくてすみます。また、脳だけでなく、脊髄や手足の先に行く神経がいたんでも同じような症状が出る場合がありますので、急に進行する症状については、とにかく早く病院で受診するようにしましょう。