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しびれ…
その違和感に気づいたら!

神経内科で感覚の異常”を
見極めることが大切です

 

「何となく感覚がおかしい」
そんな小さなしびれを感じたら…


しびれは、手足の違和感や感覚異常として現れることが多い症状ですが、

脳や脊髄、末梢神経の異常が隠れていることもあります。

特に、突然あらわれたしびれや、徐々に広がるしびれには注意が必要です。
「放っておけば治るかも」と思わず、早めの受診をおすすめします。

 

受診の目安

以下のような症状がある場合は、
神経内科の受診をおすすめします。

 □突然手足にしびれが現れた
 □しびれが徐々に悪化している
 □力が入りにくい、動かしにくい
 □顔や片側の手足に限局している
 □糖尿病があり足の感覚異常を感じる

また、ちょっとしたしびれでも気になる方は、
お気軽に神経内科にご相談ください。

→ 神経内科「氷室クリニック」について


しびれの
原因と分類

 

しびれの原因は多岐にわたり、
大きく「脳」「脊髄」「末梢神経」のいずれかに分類されます。
また、内科的な病気に伴うこともあります。

 

脳に由来するしびれ

脳の損傷や血流障害によって生じるしびれです。
片側の顔や手足に現れることが多く、
脳血管障害(脳梗塞・脳出血)の場合は突然発症します。
脳腫瘍の場合は急性ほど急激ではありませんが、
徐々に症状が続く状態になります。

脊髄に由来するしびれ

脊髄は、脳から送られる神経信号の通り道です。
脊髄そのものや、脊髄から枝分かれする神経の出口(神経根)が
障害されることで、しびれが生じます。

症状としては、広い範囲にしびれが出るほか、
足がつっぱって動かしにくくなったり、
尿や便をうまくコントロールできなくなることがあります。

脊髄性障害には、以下の原因が考えられます。

①構造的な異常によるもの
(代表的なものは下記の2例です)
 ⅰ椎間板ヘルニアや後縦靭帯骨化症を原因とする脊柱管狭窄症によって脊髄が圧迫された結果
 ⅱ脊髄空洞症

②炎症によるもの
(多発性硬化症など)

③栄養障害によるもの
(ビタミンB12欠乏による亜急性連合性脊髄変性症など)

末梢神経に由来するしびれ

脊髄から出た末梢神経が障害されることで起こります。
糖尿病などの内科疾患に伴う末梢神経障害も代表的です。

末梢神経(まっしょうしんけい)とは、
脳や脊髄から枝分かれして体のすみずみに
張り巡らされている神経のことです。
手足の動きや感覚、汗をかく、
内臓を動かすなどにも関わっています。
この末梢神経が障害を受けると、
「しびれ」や「力が入りにくい」といった症状が出ます。

原因によって、次の3つのタイプに分けられます。

① 神経根症
首や腰の骨の間にある椎間板(クッションのような組織)が
飛び出して神経の根元を圧迫することで起こります。
1本の神経が担当する部分にしびれや痛みが出るのが特徴です。
たとえば、椎間板ヘルニアが原因で、
腕や足に症状が出ることがあります。

② 絞扼性(こうやくせい)神経障害
神経の通り道が狭い場所で、
神経が圧迫されることで起こります。
代表的な例として以下の4つがあります。

●橈骨神経麻痺
(腕の外側の神経が圧迫され、手首が垂れたり手の甲がしびれます)
肘部管症候群
(肘の内側で神経が圧迫され、小指や薬指にしびれが出ます)
手根管症候群
(手首で神経が圧迫され、親指〜中指にしびれや動かしにくさが出ます)
腓骨神経麻痺
(ひざの外側で神経が圧迫され、足の甲やすねにしびれが出たり、足先が上がらなくなります)

③ その他の末梢神経障害
圧迫以外にも、以下のような原因で神経が障害されることがあります。
●炎症(例:ギラン・バレー症候群)
血行障害(例:動脈硬化や血管炎で神経への血流が悪くなる)
中毒(例:アルコール、シンナー、重金属など)
栄養障害(例:ビタミンB1不足による脚気)
代謝性疾患(例:糖尿病性神経障害)
遺伝性疾患(例:シャルコー・マリー・トゥース病)

 

神経内科専門医による
診断の特徴

 

大阪・都島の氷室クリニックでは、
神経内科専門医が、個々のしびれの特性や
原因を特定するために、丁寧な問診を行います。

診断には、MRI(首や腰の神経の状態を確認)や、
神経伝導速度検査(神経の伝わりやすさを調べる検査)などを
組み合わせて行い、
しびれの原因を総合的に探ります。

→ MRI+神経生理検査についてもっと詳しく

また、糖尿病など内科疾患に起因するしびれの場合には、
全身の健康管理も考慮した診療を行います。

しびれの治療法と
生活へのアドバイス

 

しびれの治療は、原因によって異なります。

【脳血管障害によるしびれ】
投薬による脳血流管理、リハビリテーションを行います。
痛みが強い場合は鎮痛剤を使用します。

【脊髄圧迫によるしびれ】
リハビリテーション、薬物治療、必要に応じて手術を検討します。

【末梢神経障害によるしびれ】
血糖管理、神経栄養因子補充、鎮痛薬を使用します。
絞扼性末梢神経障害の治療には手術が必要な場合があります。

また、日常生活では、以下のような工夫も症状の軽減に役立ちます。

 □長時間同じ姿勢をとらない
 □適度に体を動かす
 □姿勢や動作に注意する

いずれにしても、「しびれ」が気になった際には、
早めに神経内科を受診されることをおすすめします。

→ 神経内科「氷室クリニック」について

 

よくある質問(FAQ)

Q1.
しびれだけで病院に行ってもよいのでしょうか?
A1.
はい、しびれは重大な病気の初期症状であることもあります。気になる症状があればご相談ください。

Q2.
どんな検査を受けることになりますか?
A2.
MRI検査、神経生理検査(神経伝導検査・筋電図)などを、必要に応じて組み合わせます。

Q3.
糖尿病ですが、手足のしびれも関連していますか?
A3.
はい、糖尿病性末梢神経障害がしびれの原因となることがあります。血糖コントロールが重要です。

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