歩きづらい…
そう感じたら、早めの相談を
歩行バランスや動作の変化を
神経内科の視点で診察します
最近、つまずきやすくなった!
そう感じることはありませんか?
何気ない動作のなかで、
「歩きづらい」
「足がもつれる」
といった違和感を覚えたら、
それは体が発する大切なサインかもしれません。
歩きにくさは、筋力の低下だけでなく、
脳・脊髄・末梢神経の異常が
背景に隠れていることもあります。
神経内科専門医の視点で、
原因を正確に見極め、
早めに適切な治療へとつなげることで、
改善が期待できる場合も多くあります。
受診の目安
次のような症状がある場合は、
神経内科の受診をおすすめします。
□歩くときに足がもつれる、引きずる感じがある
□一歩一歩が小さく、歩き始めがスムーズにいかない
□長時間歩けず、途中で足がしびれてしまう
□バランスを崩しやすく、転倒しそうになる
□以前より歩くスピードが遅くなった
このような症状になる前でも、
気になることがありましたら、
お気軽に神経内科にご相談ください。
歩きづらさの
原因と分類
歩きづらさの原因は多岐にわたり、
主に以下のように分類されます。
脳・神経系の障害による歩きづらさ
【パーキンソン病】
動作が遅くなり、
小刻みな歩行やすくみ足が出やすくなります。
→ パーキンソン病ついてもっと詳しく
【正常圧水頭症】
開脚歩行の小刻み歩行で前方に転倒しやすくなります。
尿失禁と認知症を伴うことがあります。
【脳梗塞・脳出血後遺症】
半身の筋力低下やバランス障害によって、
歩行が不安定になることがあります。
→ 脳血管障害についてもっと詳しく
【小脳障害によるバランス異常】
体がふらついて歩きにくくなります。
【脳腫瘍や脳炎】
運動に関わる脳の領域が影響を受け、
歩きにくさが生じることもあります。
脊髄・神経の障害による歩きづらさ
【頸椎症性脊髄症】
首の神経が圧迫され、
手足のしびれや動きにくさが進行することがあります。
【腰部脊柱管狭窄症】
長時間歩くと足がしびれ、
休むと楽になる「間欠性跛行(はこう)」を引き起こします。
【末梢神経の障害による歩きにくさ】
ビタミンB1欠乏(脚気)などで、
運動神経の障害による筋力低下や、
感覚神経の障害によるバランス異常などが生じます。
筋力低下・バランス機能障害による歩きづらさ
【加齢に伴う筋力低下(サルコペニア)】
【内科疾患(糖尿病性神経障害など)】
【耳鼻科疾患によるバランス障害】
動揺性めまいにより歩きにくくなります。
【薬剤の副作用によるもの】
睡眠薬・安定剤、向精神薬の副作用で、
バランス障害を起こす場合があります。
神経内科専門医による
診断の特徴
大阪・都島の氷室クリニックでは、
□詳細な問診(症状の始まり、歩きにくさの質)
□神経学的診察(筋力、感覚、バランス機能)
□MRIや神経伝導検査
を組み合わせて、歩行障害の原因を多角的に探ります。
「筋力の問題なのか」「神経系の異常なのか」「バランス障害なのか」
神経内科専門医が、さまざまな可能性を考慮し、総合的に診断します。
歩きづらさの治療法と
生活へのアドバイス
歩きづらさの治療は、
原因に応じたアプローチが重要です。
【パーキンソン病】
薬物療法(ドパミン補充)+リハビリテーション
【脳卒中後遺症】
リハビリ中心の機能回復訓練
【脊椎疾患】
リハビリ・薬物療法、必要に応じて外科的治療
【筋力低下】
運動療法、栄養指導、生活習慣の見直し
さらに、日常生活では以下のようなことも必要になります。
□転倒予防(手すり設置、段差解消)
□バランス感覚を鍛えるリハビリ
□定期的な運動とストレッチ なども大切なサポートになります。
原因によってはリハビリ中心で
歩行機能の改善が期待できる場合も多くあります。
まずは当院までお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1.
歩きづらさは年齢のせいだけではないのでしょうか?
A1.
加齢に伴う変化もありますが、神経系の病気が原因のこともあります。変化を感じたら早めにご相談ください。
Q2.
どんな検査が必要ですか?
A2.
神経学的診察に加え、MRI検査や神経伝導検査を症状に応じて行います。
Q3.
リハビリだけで良くなるケースもありますか?
A3.
はい、原因によってはリハビリ中心で歩行機能の改善が期待できる場合も多くあります。